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アトピーと食事療法

かゆみ、かさつき、赤み、湿疹などの症状がでるアトピー。
アトピーになるとかゆみも辛いですが、ブツブツカサカサと乾燥したアトピー肌もアトピー患者にとっては大きな悩みの1つでしょう。ブツブツカサカサしたアトピー肌を出すのが恥ずかしくて夏でも長袖を手放せないアトピー患者も多いのではないでしょうか。
症状だけでなく精神的なダメージを与えストレスとなるアトピー。
アトピーは正しい治療法でじっくり治すことが大切です。

アトピーの治療法には食事療法、薬物療法、自然療法などがあります。また正しいスキンケア、住居環境改善もアトピー改善につながります。

ここでアトピーの食事療法についてご紹介します。
アトピーの食事療法には除去食療法や回転食療法などがあります。
除去食療法はアレルギーの原因となる食品を除去することでアレルギー反応が起こることを防ぐ治療法です。除去食療法にはアレルギーの原因となる食品、その加工食品などアレルギー食品すべてを除去する完全除去食療法とアレルギー症状がひどくでてしまう必要最小限のアレルギー食品だけを除去する部分除去食療法があります。

完全除去食療法は完全という名がつくように、アレルギーの原因となる食品をすべて除去するものです。卵がアレルギー原因食品だった場合、卵はもちろん材料に卵が入っているハンバーグ、カステラ、マヨネーズなども除去します。さらに卵を産む鶏までも除去します。このように完全除去食療法は1つのアレルギー原因食品を除去するためにたくさんの食品を除去することになります。そのため無計画に実施すると栄養不足になり、成長や発達に支障が出る場合があります。完全除去食療法を実施する場合は代替食品についての知識を持ちそれらを上手に取り入れ、栄養のバランスを考えて実施する必要があります。

部分除去食療法はアレルギーの原因となる素材だけを除去し、その食品を少量含む加工食品などは除去せずに摂取する食事療法です。

回転食療法は除去食療法と並行して行われる食事療法です。除去食療法を実施することでアレルギーの原因となる食品を除去するため、他の食品を摂取することになります。その際に、アレルギーの原因ではない食品であっても毎日摂取することで新たなアレルギー原因食品となる可能性が高くなります。これを防ぐために行う食事療法が回転食療法です。
回転食療法は毎日同じ食品を摂らないように注意してなるべく多くの食品を少量組み合せ、毎日重ならないように摂取する食事療法です。摂取した食品が完全に体から排泄されるまでには3?5日かかるといわれています。そのため回転食療法では同じ食品は一度食べたら4日以上あけて食べることが理想とされています。

食事療法をする際は次の点に注意しましょう。
・ アレルギー食品を除去するため、栄養バランスが崩れ、成長、発達の妨げとなる場合があります。食事療法を実施する際は栄養バランスを考え代替食品を摂るようにしましょう。
・ 食品に注意を払うことがストレスにつながる場合があります。食べてはいけないというプレッシャーを強めず、食品添加物の少ない旬の食べ物を取り入れたり、少量でさまざまな食品を取り入れたりして、食事を楽しく美味しいものにし、心をリラックスさせましょう。

アトピーと薬物療法

アトピーの治療の1つに薬物療法があります。
アトピー治療の薬には皮膚がカサカサと乾燥するのを改善する保湿剤や湿疹の炎症を抑える効果のあるステロイド外用薬、アレルギー反応を抑える効果のある抗アレルギー薬などがあります。

アトピー治療に使用される保湿剤は皮膚の乾燥を防ぎ、潤いを与え、皮膚を守りかゆみを防ぐ効果があります。保湿剤をつけていればアトピーが完治すると勘違いしている人がいますが、保湿剤は皮膚に潤いを与え保護するものでアトピーを完治させる薬ではありません。

アトピーの治療に使われるものとしてよく知られているものにステロイド外用薬があります。ステロイドとは体内で作られる副腎皮質ホルモンを化学的に作った合成副腎皮質ホルモンのことです。 
ステロイドには炎症を抑える抗炎症作用があり、ステロイドを使用することでアトピーの症状である皮膚の炎症を抑えることができます。また、ステロイドは免疫抑制作用もあり、ステロイドを使用することでアトピー時に見られる炎症の原因となるヒスタミンの分泌を抑えアレルギー反応を抑えることができます。
ステロイド外用薬にはさまざな種類があり、抗炎症作用の強弱によって5段階に分けられています。ステロイドには副作用があるため使用には注意が必要です。副作用には毛細血管拡張、色素沈着、皮膚萎縮、紫斑、赤斑、感染症などがあります。ステロイドを使用する際、早く症状を抑えたいからといって単純に薬効が高いものを選んで使用するのは非常に危険です。

ステロイドはその強力な効果と副作用でいい意味でも悪い意味でも注目を浴びている薬です。最近は脱ステロイドという言葉が広く使われ、ステロイドに頼らずにアトピー症状を改善しようという声が高まっています。アトピー治療にステロイドを使用することについては賛否両論がありますが、自己判断で使用量を変えたり中止することは危険です。使用に関しては必ず医師と相談するようにしましょう。また、使用する際は医師からの説明をしっかり聞き、疑問点は必ず医師に質問するようにしましょう。

抗アレルギー薬はアトピー症状が起こる原因の1つであるアレルギー症状を抑えたり軽減したりするために使用される薬です。アレルギー反応はアレルギーの原因物質が体に入ることでヒスタミンなどの化学物質が分泌されるされて起こる反応です。抗アレルギー薬には速効性がないので飲んですぐに効果がみられなくてもしばらく飲みつづける必要があります。抗アレルギー薬は比較的副作用が少ない薬として知られています。副作用にはめまい、眠気、頭痛、吐き気などがあります。

アトピー治療で薬を使用する際は必ず医師の指示にしたがいましょう。

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